トレードラボの記事と図版には、7人の人物がくり返し出てきます。同じ数字でも、誰の側から見るかで意味が変わるからです。同じ「レバレッジ1000倍」が、ある人には下がっていく上限で、ある人には終わりまでの距離になります。
お読みください。ここに出てくる7人は架空の人物です。実在の人物・団体とは関係がありません。取引の体験談でも、成績の紹介でもありません。「こういう立場の人が、この数字をどう読むか」を分かりやすくするために置いている登場人物です。したがって、この人たちが儲けた・損したという話は書きません。書くのは、公式の資料と条文から確かめられることだけです。

如月 凛きさらぎ りん・28歳
元・外資系証券の法人営業。いまは専業トレーダー(FX・株価指数)
冷静で口数が少ない。数字で話す。負けた日も表情を変えない。人を煽らない代わりに、甘い話には即座に線を引く。
口ぐせ「入金額で終わりまでの幅が決まる。それだけ」
退場しない側の代表。図版では「あなた」の隣に立つ案内役として出てくる。
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神楽 蓮かぐら れん・29歳
歌舞伎町のホスト。昼はFX。客に投資の話はしない
人懐っこく、話が上手い。相手の財布事情を一瞬で見抜く。自分の金には意外なほど臆病で、負けの上限を先に決めてから触る。
口ぐせ「負けていい額を先に決めない人から、順に消える」
入金額に上限を引く役。いくらまでなら失っていいかを先に決める場面に出てくる。
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勝又 卓かつまた すぐる・36歳
倉庫の派遣作業員。以前は町工場の正社員(廃業)
根は真面目で気弱。だが負けると熱くなり、取り返そうとして倍を張る。「次で戻す」が口から出た時点で、もう終わっている。
口ぐせ「ここで戻さないと、もう無理なんだ」
退場する側の代表。責めるために置いているのではなく、「自分にもこの回路がある」と気づくために置いている。
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相田 美咲あいだ みさき・24歳
中堅メーカーの総務事務。始めて4か月
素直で勉強熱心。ただしSNSの「勝ってる人」に流されやすく、根拠より雰囲気で建てがち。失敗すると翌日ちゃんとノートに書く。
口ぐせ「これ、私が分かってないだけかも」
分からないことを、分からないと言う役。用語と数字の意味を、止まって確かめる場面に出てくる。
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城戸 剛志きど つよし・56歳
中古車輸出会社の創業社長。いまは経営を番頭に任せ、投資と釣りに時間を使う
豪快で声が大きい。勝負が好きだが、撤退の判断は誰よりも早い。「金は取り返せる。時間は取り返せない」が信条。
口ぐせ「勝ち逃げできる奴だけが、次も座れる」
資金が大きい側。口座の残高が増えるほどレバレッジの上限が下がる、という話に出てくる。
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猪狩 源三いがり げんぞう・73歳
元・建設会社社長。いまは年金と配当。現物株の長期保有が中心で、FXは「遊びの枠」だけ
無口で穏やか。焦らない。山の天気と相場を同じ目で見る(「荒れる日は出ない」)。若い者の話を最後まで聞く。
口ぐせ「獲物は追わない。来る場所で待つ」
持ち越す人。スワップ・配当調整金・決算・満期など、翌日に持ち越したときに起きることを扱う場面に出てくる。
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篠原 佳奈しのはら かな・44歳
専業主婦。元・地方銀行の融資担当。朝6時から6時半までの30分だけ取引し、日中は建玉を持たない
淡々としている。家計簿をつける感覚でリスクを管理する。SNSはやらない。夫にも金額は言わない(「心配させるだけだから」)。
口ぐせ「30分で終わらない取引は、私の取引じゃない」
派手さのない強さ。実効レバレッジ、証拠金を余分に入れる、損失の繰越といった地味な話に出てくる。
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7人はどこで交わるか
この7人には、ひとつだけ共通の設定があります。凛が月に一度ひらいている勉強会です。
- 美咲は同僚に誘われて来ました。いちばん前に座って、分からないところを分からないと言います。
- 蓮は客から噂を聞いて来ました。名刺は出しません。
- 城戸は主催側の旧知で、たまに後ろで腕を組んで見ています。
- 源三は息子の紹介で一度だけ来て、それからは資料だけ読んでいます。
勝又は、一度来て、二度と来ませんでした。
佳奈は、来ません。来る必要がないからです。
トレードラボの記事は、この勉強会で配っている資料のつもりで書いています。同じ数字でも、前の席に座っている人と、来なくなった人と、そもそも来ない人とでは、読み方が違うからです。
※ これも設定です。実際の勉強会・セミナー・講座はありません。当サイトが個別の相談や助言を受けることもありません。
イラストは生成AIで作成しています。実在の人物を模したものではありません。登場人物の設定は記事のなかでの役割を決めるためのもので、投資の勧誘や助言を目的としたものではありません。
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