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XMに国内銀行送金で入れたお金は、ちゃんと出せる?国内銀行送金は、いつまで使える?2026年7月1日にXMTradingが行った入金履歴のリセットをもとに、この2つに答えます。
入金履歴のリセットとは、「入れた方法へ戻す」というひも付けを外すことです。「これで国内銀行送金の問題は解決した」と受け取られがちです。でも告知を読むと、効くのは過去の入金だけです。
結論を先に書きます。リセットが効くのは、国内銀行送金など4つの方法で入れたお金です。それも、日本時間2026年7月1日5時59分までの入金だけです。1回限りの措置で、それより後に入れたお金は「入れた方法に戻す」元のルールに戻ります。
仮の例です。国内銀行送金で、6月10日に5万円、7月10日に5万円を入れたとします。リセットされるのは、口座に反映済みの6月の5万円だけです。7月の5万円は元のルールのままです。
XMの出金は「入金した方法に戻す」が基本?

はい。XMの出金には「入金元へ返金する」というルールがあります。入れたお金は、入金額に達するまでは、入れた方法へ戻すという決まりです。
XMに限らず、多くの海外業者がとっている原則です。マネーロンダリングを防ぐための決まりです。マネーロンダリングとは、犯罪などで得たお金の出どころを隠すことです。
このルールでは、国内銀行送金で入れたお金は、原則として国内銀行送金でしか戻せません。だから国内銀行送金の道が細ると、そのお金は出口を失います。
仮の例です。7月10日に国内銀行送金で10万円を入れ、取引で6万円に減ったとします。入金元へ戻すのは、入金額の10万円に届くまでです。
だから残りの6万円は、原則として全部が国内銀行送金で戻す分になります。このように負け越している口座ほど、まだ戻していない入金額がそのまま縛られます。
なお、「XM」との契約の相手が実際にどの会社で、どの国の当局の下にあるかは、XMの運営会社と規制当局に書きました。
やること:どの方法で、いくら入金したかを、入金の履歴で確かめておく。
7月のリセットはいつの入金が対象?

XMの告知によると、対象は2026年6月30日23時59分(GMT+3)までの入金です。日本時間に直すと、7月1日5時59分までです。次の節の4つの方法で入金され、取引口座に反映済みのお金に限ります。
このお金には、「入金元へ返金する」ルールが当てはまらなくなりました。過去の分が実質的にリセットされ、出金の方法を選べるようになった、ということです。
XMはこれを「一度限りのリセット調整措置」と呼んでいます。告知には「国内銀行送金等による入金枠のリセットは今回1回限りの措置」とあります。
続けて、こう書かれています。「2026年7月1日以降の入金資金については、従来通り『入金元へ返金する』XMの出金ルールが適用されます」。
| 入金した時期 | 出金の扱い |
|---|---|
| 2026年6月30日23時59分まで(GMT+3/日本時間7月1日5時59分) | 返金の完了を待たずに、暗号資産・オンラインウォレットで出金できる(リセット済み) |
| 2026年7月1日0時00分以降(GMT+3/日本時間6時00分) | 従来どおり。入金元へ返金する原則がかかる |
暗号資産は仮想通貨とも呼ばれるデジタルのお金、オンラインウォレットはネット上のお財布サービスのことです。冒頭の仮の例なら、6月の5万円は上の行、7月の5万円は下の行に入ります。
つまり今回のリセットは、過去にたまったひも付けを、一度だけ外す救済です。ルールそのものが変わったわけではありません。
「7月1日以降は元に戻る」を読み飛ばすと、いま入れたお金で同じ問題を作り直すことになります。
やること:自分の入金が6月30日までか、7月1日以降かを、入金の履歴で分けておく。
どの入金方法がリセットの対象?

対象は次の4つです。告知には英語の名前も並ぶので、別物に見えます。でも、どれも日本で使われている入金方法です。
- 国内銀行振込(Local Bank Transfer)
- スマートピット(Local Transfer)
- ペイジー(Online Bank Transfer)
- JCBカード
逆に、対象外なのは次の3つです。
- クレジットカード・デビットカード(JCBを除く)
- 暗号資産
- 電子ウォレット(ネット上のお財布サービス。Bitwallet・BXONE)
この3つは、もともと入金元へ返せる方法です。そのため、今回の措置の対象になっていません。
やること:自分が使った入金方法が、対象の4つに入っているかを確かめる。
複数の方法で入金したら、どの順で出る?

同じ告知には、いくつもの方法で入金したときの、出金の順番も書かれています。あまり紹介されていませんが、実際の出金でいちばん効くところです。
- クレジットカード・デビットカード
- 暗号資産
- 電子ウォレットと国内銀行振込(この2つは同じ順位)
上の方法への返金が全部終わって、初めて次の方法に進めます。カードで入れた分が残っていると、先に暗号資産で出す、という順番は選べません。
仮の例です。カードで3万円、暗号資産で2万円を入れたとします。まずカードへ3万円を返し終えてから、暗号資産の分に進みます。
また、入金した合計を超える利益は、承認済みの方法で出金を申請できます。ただしクレジットカード・デビットカードは対象外と明記されています。利益はカードには戻せない、ということです。
仮の例で、カードで5万円を入れて、口座が8万円になったとします。入金を超えた3万円は、カードには戻せません。
さらに告知には、「各方法には、それぞれ所定の返金可能期間が設定されている」ともあります。入金元へ返せる期間が、方法ごとに決まっているということです。
やること:2つ以上の方法で入れたなら、出金の順番と、方法ごとの返金できる期間を、XMの公式情報で確かめる。
国内銀行送金はいつまで使えるの?

7月1日以降に国内銀行送金で入れると、そのお金にはまた「国内銀行送金でしか戻せない」ひも付けが付きます。
一方で、国内銀行送金の道そのものが、法律の改正で不確かになっています。改正には、切り替えの猶予(経過措置)があります。お金の受け取りを代わりに行う中継ぎ役(収納代行業者)にとって、その期限は2段です。
| いつ | どうなる |
|---|---|
| 2026年6月1日 | 新しいルールが始まる(施行日) |
| 2026年12月1日ごろ(施行日から6か月) | 猶予の第1段階が切れる。登録を申請しない中継ぎ役の経路は、ここで止まる |
| 最長2028年6月ごろ | 登録を申請した中継ぎ役は、最長でここまで続けられる |
つまり、12月1日ごろに国内銀行送金が一斉に止まるわけではありません。ただ、どの経路が申請した側で、どれが申請しない側かは、外からは見えません。
2つを重ねると、止まるかもしれない道で入金し、その道でしか出せないひも付けを作ることになります。事実としてそうなる、という話です。どう扱うかは、ご自身の判断です。
仮の例です。7月10日に国内銀行送金で5万円を入れたとします。この5万円は原則として国内銀行送金でしか戻せないので、その道が細ると出口を失います。
期限のくわしい話は国内銀行送金の期限についての記事にまとめました。条文までたどった解説は、収納代行が「為替取引」になった日にあります。
やること:これから国内銀行送金で入れるなら、「その道でしか戻せない」ひも付けが付くと知ったうえで決める。
自分の口座で何を確かめればいい?

自分の口座で確かめられるのは、次の3つです。
- 出金画面で、いまどの方法が選べるか。リセットが効いていれば、暗号資産やオンラインウォレットが選べる状態になっているはずです
- まだ戻していない入金額が、いくら残っているか。負け越しているほど、この額が出金の足かせになります
- これから入金するなら、どの方法を使うか。暗号資産で入れれば、暗号資産で出せます
仮の例です。7月10日に国内銀行送金で10万円を入れ、6万円に減ったとします。まだ出金していなければ、戻していない入金額は10万円です。
なお、暗号資産での入出金には、別のコストとリスクがあります。国内の取引所の送金手数料、ネットワーク手数料、値動き(価格変動)です。国内銀行送金より一律に有利、という話ではありません。
やること:上の3つを、出金画面と入金の履歴を見ながら書き出しておく。
まとめ

- XMTradingは2026年7月1日、2026年6月30日まで(日本時間7月1日5時59分まで)の入金について、入金履歴をリセットした
- 対象は国内銀行振込・スマートピット・ペイジー・JCBカードの4つ
- リセットされた分は、返金の完了を待たずに、暗号資産・オンラインウォレットで出金できるようになった
- ただし1回限りの措置と明記されている
- 7月1日以降の入金は「入金元へ返金する」原則に戻る
- 出金の順番は、カード→暗号資産→電子ウォレットと国内銀行振込(同じ順位)。入金を超える利益はカードに戻せない
- 国内銀行送金の道そのものが、2026年12月1日ごろに第1段階の期限を迎える(申請した中継ぎ役は最長2028年6月ごろまで)
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XMTradingはTradexfin Limitedのブランドで、セーシェル金融サービス庁の規制を受けており、日本の金融庁の登録は受けていません(金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」に掲載)。デリバティブ取引には投資元金を失うリスクがあります。
出典・注記
- XMTrading「【重要】国内銀行振込分の出金方針に関するお知らせ」(2026年6月30日付・パートナー向け通知の原文)
- Myforex「XMが国内銀行送金の『負け越し出金問題』についに対応!入金履歴リセットを実施」(2026年7月2日)
- 金融庁「令和7年資金決済法改正に係る政令の公布及びパブリックコメントの結果等について」(令和8年6月1日施行)
- 改正法附則2条(経過措置)。本文の「法律の改正」は、この改正資金決済法のことです
- 文中の金額(2万円・3万円・5万円・6万円・8万円・10万円)と日付(6月10日・7月10日)は、説明のための仮の例です
本記事は制度と各社の公表内容に関する一般的な解説であり、投資判断や特定の取引を勧誘するものではありません。取引条件は変更されることがあります。実際の手続きの前に、必ず各事業者の公式情報をご確認ください。記載は執筆時点の情報に基づきます。
